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VICS終了ってほんと!?徹底解説

VICS終了ってほんと!?徹底解説

 

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新車を購入する時にディーラーさんから VICSが終わるとかなんとかという話を聞いたのですが、その時に詳しく聞けなかったのとyoutubeでこの事に関する動画がなかったもので今回は自分で調べてきた内容とそれに対する解決案というか自分の意見をお届けしていこうと思います。

VICSは皆さんご存知の通り、渋滞や交通規制情報をナビに届けてくれるシステムですがこれがあることによって助かる機会が多くあるわけです。仕事で運転を運転をする方は渋滞情報を届けてもらうことで到着時間を守ることができますし、実は仕事ではない場合でも役に立ちます。渋滞情報を聞いても自分は回避しないって方もいらっしゃると思いますが実はこの渋滞情報を聞いてしっかりルート回避してあげることにより燃費効率がよくなるというメリットがあるわけです。そんなVICSが終了するの、ほんとに?ということなんですが、それについてはこの後に説明していくとして、まずは今回のことに対する私の結論から先にお伝えしていきたいと思います。

 

では最初に私の結論ですが、それがこちら。

「乗り換えタイミングで解決するべき」です。

 

なんで乗り換えのタイミングなのかというと、まず日程ですが、これが2022年3月末というタイミングがあるという事。だからそれまでに乗り換えをしようとしている方は大丈夫だという理論です。私の場合は2020年の7月にこのCX-5が納車されたのでその時にこの問題を解決しました。

 

もっと言えば、完全に使えなくなるわけではありません。後ほどご紹介しますが新方式への統一という表現が使われています。なのでそのままでもよいと言えばよいのですがサービスの質は格段に違います。サービスの内容というのが単純に渋滞情報だけならいいんですが中には安全性を向上させる内容もあるので、提示されている期日までには対応したいところです。

 

ではどうやってこれに対応すればよいのかと言うと、それはETC2.0を導入する事で解決されます。既にETC2.0を搭載している方はもしかしたらここで動画を観る事をやめてしまうかもしれませんが、ETC2.0って知っているようで知らない事が多いので知識欲をかき立てられている方は是非このままご視聴ください。

 

まず冒頭でご説明したVICSの終了の真偽について見ていきましょう。

こちらはVICSの公式サイトの記事になります。

文章が行政の文書みたいで非常に理解しかねるので内容をむちゃくちゃ要約して説明すると、こうなります。

「FM多重放送を用いた渋滞情報は、平成13年(2001年)に方式の見直しをしており、現状では、大多数のVICS対応カーナビが新方式となってます。」

「旧方式は、今後サービスを継続した後、令和4年(2022年)3月31日を持ちまして新方式に統一させて頂くことと致しました。」

「旧方式のVICS対応カーナビをそのままお使いになられても一定の操作を行うことにより渋滞情報の視聴は可能であり、全く情報を取得することができなくなるわけではありません。」

と、あるように要するにはほとんど新方式なので2022年3月末にスライドするという事です。

 

VICSの功績について見ていきましょう。

VICS対応のカーナビを使っている事によって掲げられているメリットは、「渋滞を避けたルートが選択できる」、「それによって運転に余裕ができる」、「運転時間を短縮できる」、「24時間265日全国で利用できる」というものですが、正直これはちょっと当たり前すぎる気がするんですが、今では当たり前と感じる事もVICSが達成してきたものなわけです。

 

今ではVICS WIDEというサービスが展開されていて、これは伝送容量を2倍に拡大して、事故渋滞を検知して勝手にリルートしてくれたりすることもできるようになりました。VICSが導入される前と後で渋滞は12%減少したのに加えてVICS WIDEが導入されてからさらに11%減少したとの実績もあるようです。

勝手にリルートしてくれるだけではなく、複数ルートのそれぞれの所要時間が分かるようになったのもこのVICS WIDEの機能のようです。車両感知器が存在しない区間でも走行している車から直接取れる位置と時刻のデータから交通状況の把握や提供が可能にもなりました。

 

他には気象など特別な警報をポップアップ表示してくれますし、大雨エリアを表示してくれたりと今でもやっぱり便利だなと感じる機能が多くあってきっと多くのドライバーの役に立っているんだと思います。

 

ここから時代はETC2.0に変わっていくのですが、ETC2.0では何ができるんだろうというのが今回のポイントです。

 

ETCというと普通に思うのは高速道路の代金の支払いをするための機器というのがみなさんの認識だと思います。

私もまったく同じ感覚だったのでディーラーで最初にETC2.0をつけるかどうかという話になった時には、「ETCは料金を支払うためだけのものなんだから一番安いものでいいです」と思ってましたが、これが違いました。

その時に受けた説明ではなんとなくVICSが終了するからつけた方がいい」といわれて、その時は理解できないまま付けましたが、正直つけてよかったと思っています。

 

ETC2.0には主に2つの支援があります。

それは渋滞回避支援安全運転支援になります。

 

渋滞回避支援については、県を越える広い範囲で高速道路やいろんなルートが考えられる都市圏内の道路交通情報をリアルタイムに配信するという機能があります。これまでの渋滞情報システムは狭い範囲での情報に限られていましたが、ETC2.0では最大1,000kmというかなり広い範囲での交通道路情報を知ることが可能になりました。

例えば、東京の渋谷が出発地点で目的地が名古屋の小牧JCTの場合、新東名高速東名高速、中央道の距離860kmについて、それぞれの所要時間がリアルタイムでナビに表示されるということもしてくれます。私は東京に住んでいますのでやはり西の方面に行く時にこの情報があるとないとではかなり違いますし、迂回路を事前に知っていれば運転でのストレス軽減にも当然貢献してくれますのでこの価値は私にとっては大きいのですが共感する方も多いのではないかと思います。

 

もうひとつの安全運転支援ですが、私が個人的に思うことを先にお話ししたいのですが、最近は毎年九州方面では天災が続いているのでこの安全運転支援はそうした地域に住んでいる方にとっては特に重宝するとも感じます。

 

道路上の落下物を教えてくれたり、死角になって見えない、気づけない渋滞を教えてくれて追突を防止してくれたり、文字情報だけでは想像しにくくて実際に目で見ないと分からない積雪や霧の状態を画像で表示してくれたり、震度5以上の地震を教えてくれたりとこの安全運転支援の機能はまさに今の時代のニーズには合致していると感じますし、普段走り慣れていない高速道路は先の事がわかりにくかったりしますので事前に検知してくれるこの機能は事故を未然に防いでくれる事につながると感じます。

 

その他にETCと言えば割引もありますが、ETC2.0は現在圏央道の通行の際には割引が適応されているようで、今後これも間違いなくもっと増えてくると予想できますがどうなんでしょう。圏央道は多くの県をまたがって走っていますのでまずはここから割引というのは分かるんですが、もっと多くの高速道路の割引を期待してしまいます。

それとまだ実装されていないとは思うので間違っていたらコメントで教えて欲しいのですが、高速道路での料金支払いだけではなく、駐車場の料金決済でも使えるように検討もされているようです。これは私としてはかなり嬉しいんですが、駐車場から出る時に小銭や千円札がなくて大きいお金しか持っていない時ってみなさん絶対に経験があると思うんですがこれが解消されたらかなりいいですよね。私はこのサービスを切望しています。

その他に同じ入り口と出口ならば圏央道が2割程度やすかったり、25km以上ある区間では一時的に高速道路を降りて道の駅に立ち寄って1時間以内に同じ入り口で進行方が同じな場合、継続扱いとなったりする実験も行われているようです。それと少し画期的だなと思うのが、渋滞中の高速を避けて迂回ルートを選択して渋滞回避に貢献した場合は料金が割引となる制度も検討されているようです。これはまだ確実な実装段階ではないという事なので、興味のある方は国土交通省のサイトで別途調べてみてください。

 

はい、ということでお届けしてきたETC2.0なんですけれども冒頭でお伝えした通り、VICSが新方式に統一されるのは2020年3月末になります。

なので、今すぐにはいいやと思う方はもちろんその通りだと思いますのですぐに解決しなければならない問題という事ではありません。

 

ですがその上で、改めて結論を言っていくんですが、結論としては「乗り換えのタイミングで解決すべき」と言えるでしょう。

もしこの期日までに初めて車を購入する予定がなかったり、乗り換えも考えていないという場合でETC2.0をつけていないという方に関しては別でつける事を考える必要があるかなと思います。

 

まとめていくと、こうなります。

 

1.既にETC2.0をつけている場合はなにもする必要なし

2.2020年3月末までに新車購入や乗り換えの予定がある人はそのタイミングでよし

3.上の2つに当てはまらない場合は期日までに別途つければよし

 

ETC2.0はなくてもよいけれどあったらもっとカーライフが楽しく快適になるサービスだと思います。

この記事を観て参考になれば幸いです。

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